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658カバー

ハーバードの日本人論
[著書]
出版社:中央公論新社
発売日:2019/06/07
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判官びいきは日本人の特徴か。日本人はなぜロボットを友達だと思うのか。なぜ細部にこだわるのか。本当に世襲が好きなのか。なぜものづくりと清掃を尊ぶのか。なぜ義理を重んじ、周りの目を気にするのか。なぜ長寿なのか。そもそも、日本人はどこから来たのか……。いまだに日本は世界の不思議だ。世界最高の学び舎、ハーバード大学の10人の教授のインタビューを通して、日本人も気づかなかった日本の魅力を再発見できる一冊。

(目次)

第一講義 【メディア論】アレクサンダー・ザルテン准教授
日本人はなぜロボットを友達だと思うのか
――宮崎駿と押井守が描く「テクノロジーと人間」

第二講義 【美術史】ユキオ・リピット教授
日本人はなぜ細部にこだわるのか
――天才絵師、伊藤若冲の絵画に宿る生命

第三講義 【遺伝学】デイヴィッド・ライヒ教授
日本人はどこから来たのか
――古代DNA解析で迫る日本人の起源

第四講義 【分子細胞生物学】ロバート・A・ルー教授
日本人はなぜ長寿なのか
――平均寿命の明暗を分ける日米の食生活

第五講義 【比較政治学】ダニエル・M・スミス准教授
日本人は本当に世襲が好きなのか
――世襲政治家が異常に多い国・日本

第六講義 【社会学】メアリー・C・ブリントン教授
日本人はなぜ「場」を重んじるのか
――タテ社会の人間関係と働き方改革

第七講義 【マネジメント】ウィリー・C・シー教授
日本人のオペレーションはなぜ簡単に真似できないのか
――テスラ、GMがトヨタから学ぶべき現場文化

第八講義 【宗教史】ジェームス・ロブソン教授
日本人はなぜものづくりと清掃を尊ぶのか
――世にも宗教的な日本人

第九講義 【日本文学】デイヴィッド・C・アサートン助教授
日本人はなぜ周りの目を気にするのか
――サムライから学ぶ人生論

第十講義 【比較文学】カレン・L・ソーンバー教授
日本人はなぜ物語の結末を曖昧に描くのか
――村上春樹と東野圭吾が世界で愛される理由